ぎっくり腰の症例その2

40代男性Aさん。中腰で重たい物を持った時に腰がグキッとなり、それから曲げるのがつらくなりました。歩くのはなんとかだいじょうぶですが、立った状態で前屈と後屈の動作がほぼできません。また、寝返りをうつ時や起き上がるときも腰の真ん中あたりに痛みが走ります。

そこで、身体の状態をチェックしていくと、痛みを出しているのは筋肉ですが、その原因はでした。Aさんは忘年会シーズンで飲んだり食べたりする機会がかなり多かったらしくかなり胃腸に負担がかかっていました。

そこで、足と腕のポイントを軽く刺激したところ、痛みは少し残るものの前屈と後屈が普通にできるようになり、ギクッとする感じがなくなりました。足はなんとなく腰との関連性がイメージできるかとは思いますが、腕と腰が関係あるの?と疑問に思うかもしれません。

実際に筋肉は【筋膜】という膜で覆われています。そして全身の筋肉がこの膜でつながっています。なので、例えば足に何か問題があったとしても腕や頭を調整することで症状が解消される場合があります。また、「腕とお腹の関係性」もあります。

腕の施術をしていると、よくお腹がグルグル鳴ります。これは何を意味しているのか?おそらく腕とお腹がつながっていることが考えられます。私自身も経験があるのですが、食べ過ぎたりしてお腹の調子を崩すと、腕(特に肘周り)が痛む時があります。

つまりAさんの場合、食べ過ぎ飲みすぎによる胃腸への負担により腰に痛みが出たため、お腹と関連性のある腕を調整したことによって、痛みが軽減したということです。

腰に痛みがあるから、その原因は痛いところにあるとは限りません。食べすぎ飲みすぎに注意ですね(^^;

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