こんにちは！調和整体院　空です。

腰痛、肩こりなど、どこかに痛みやコリ感があると湿布を貼る人が多いかと思います。なかにはただ単に気持ちよいから貼っている人もいます。また、温かさを感じる「温湿布」や冷やっとする「冷湿布」などがあります。

これらは、いずれも「炎症を抑える」効果があり痛みを和らげる効果もあります。しかし注意してもらいたいことがあります。それは、ずっと痛いからといって湿布を貼り続けていると確実に「改善」が遅くなります。また、皮膚のかぶれなども誘発します。

では、なぜ改善が遅くなるかと言いますと、それは「炎症」が大きなカギを握っているのです。「炎症」というとなにやらあまり良くないイメージがあるかと思いますが、これは「治癒」していく過程でかなり重要なものなのです。

そもそも「炎症」とはどういうものかと言いますと、筋肉や骨など身体の一部分に何かしらの刺激が加わり、傷めつけられると、それを修復しようとする身体の防御反応です。その時に痛みを発する物質が出るので痛みを感じるわけです。

身体の中にはたくさんの菌やウィルスなどが存在しています。そしてそれらから身体は常に守ろうとしています。これが「免疫」です。ある部分が傷つくと菌が入り込もうとするのでそれをさせないように「炎症」を起こすのです。そして修復へと導いてくれます。

湿布を貼ることは、この「炎症」を抑えてしまうのです。だから貼ると痛みは和らぎますが、治ろうとする反応を鈍くしてしまうのです。なので、よほど強い痛みがある時以外はあまりオススメできません。

では、どうすれば「炎症反応」を早く解消できるかと言いますと「温める」ことです。温めることで血流を促しどんどん栄養を送ることで修復の時間が早まりますので、炎症が早く解消されることになります。

お風呂にゆっくりつかったり、ホッカイロを当てるのがオススメです(^^)