腰痛

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアと言われたらどうすれば良いのか?を説明していきます。

病院で【椎間板ヘルニア】と診断されたらちょっと驚きますよね^^;そもそもヘルニアとはどういう症状なのか?がはっきりとわかればそんなに恐れなくてもだいじょうぶなのです。

実際に椎間板ヘルニアの9割は「手術しなくてもよい」症状なのです。手術が適応されるのは、骨盤あたりにある神経を圧迫して、トイレがまともにできない「排尿障害」のみです。

それ以外の【椎間板ヘルニア】は椎間板が実際に神経を圧迫しているわけではないのです。

<椎間板ってなに?ヘルニアとは?>

背骨は「椎骨」という小さい骨が一個一個積み重なってできています。そしてその間にある柔らかい軟骨である「椎間板」がクッションの役割を果たしています。

【ヘルニア】とは「とび出る」という意味です。つまり椎間板ヘルニアとは「椎間板がとび出る」という意味です。この椎間板には、常に荷重がかかっています。特に中腰や座った状態で下の物を取ろうとするときに数百キロ単位の荷重がかかります。

このような動作を繰り返すことでヘルニアになってしまうのです。

図の右側がヘルニアの状態です。赤い部分の椎間板が青い神経を圧迫しています。このような状態がはっきりとわかるのがMRIという画像診断です。レントゲンでヘルニアと診断されるケースもあるようですが、確定診断はMRI検査です。

ただし、ここからが重要で確定診断をされても手術以外でも改善できる可能性は高いです。それは、このヘルニアが原因ではないからです。ある重量挙げの選手のMRIの検査をしたところ、6個のヘルニアが見つかったそうですが、全く症状は出ていないそうです。

では、何が原因なのでしょうか?

ヘルニアと言えば、「足のしびれ」が代表的な症状ですが、これは筋肉が固くなっているために起こっています。神経は筋肉と筋肉の間を通っています。なので筋肉が固くなり本来の動きができなくなると神経を圧迫していまうのです。

つまり筋肉が本来の動きを取り戻せば、神経の圧迫が解放されてしびれが解消されるのです。

<椎間板ヘルニアを改善するには>

1.固くなっている筋肉を緩める
2.水分をしっかり摂る
3.生活習慣を改める

です。

単に身体のバランスを整えるだけでなく、生活習慣を見直すことが重要になります。今までの習慣で症状が出てしまったということは、それを続けていくとまた再発する可能性が出てきます。

逆に言えば、見つめなおすチャンスとも言えますね。




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